Vol. 37
ミュージアム・ショップ入口脇にて、ささやかに飾られているクリスマス・ツリー。雰囲気でるね(^-^) |
しかし今年は2週間ほど前からミュージアム・ショップに小さなクリスマスツリーが飾り付けられ、小さな電燈がピカピカしている。情報利用室のトップメニューは去年同様、クリスマスバージョンになっているのだが、やはりクリスマスツリーには負けるかも(笑)。もっともインストラクターの女の子たちには好評みたいで、作った本人は表面上は軽く受け流していても、内心は嬉しくてたまらないのだが(爆)。
来館者の数が減ったことで、館内は静かそのもの。「やっと博物館らしくなってきましたね」という声もある。でもそのせいか、元々人の集まりにくい学芸員さんのフロアートークに、ますます人が来なくなって、時々一人も聴衆がいないというということもあるみたい。琵琶湖博物館の各種活動の中でもフロアートークを高く評価する私としては、ちょっと寂しい。
図書室前に貼られたフロアートーク予定表が、ちゃんとした掲示版に一新。 |
ちなみにフロアートークの予定表は1階アトリウム(吹き抜けのホールのところ)から図書室への入口付近にある。見学順路から言うと最後のところで、割と目に付かないところである。見学順路上でフロアートークをするんだし、玄関口のあたりの方が良かったんではないかなぁ、と思わなくもない。放送では盛んにフロアートークの案内をしているが、放送ってあまり耳を惹かないし、結局のところ来館者にはなかなか知られてない気もする。
それに来館してきた人に知らせるのもいいけど、来館する前の人に知らせておく方が必要なんじゃない?と思ったりする。FAXサービスとかホームページとか....って書くと、よくよく考えてみればそういう事を言うと、ブーメランで自分のところに戻ってきたりするのであった(笑)。琵琶湖博物館の公式ホームページへの掲載はどうなるのか分からないが、とりあえず近いうちに予定表をメモってきて、このSide-Bホームページには掲載しようと思う。
世界各地の子供たちが描いた水辺のイメージ。C展示室中央付近に飾られているが、視線より上のこともあって、意外に見落としやすいかも。 |
この世界の子供たちの描いた絵の飾ってあるところは、C展示室の中央である。C展示室は円形になっていて、だいたい多くの人は円の外周部の順路に従ってみてまわるせいか、中央部分の各種展示を見ないで通過してしまうことが多い。C展示室まで来ると、そろそろ見るのにも疲れてくることもあるだろうし、帰りの時間の関係から水族展示へ急ぎ足になる人も多いせいもある。
しかしこのC展示室の中央部分は、ある意味、この博物館に携わった学芸員さんたちの思いが一番こめられているところではないかと思う。琵琶湖博物館には「手作り」っぽい展示というのがいくつかあるが、その中でもこのC展示室中央部分は、良い意味で「手作り」っぽい。いわゆる普通の学術的な展示よりも、それに付随した色々な主張や、在野の草の根グループによる活動(琵琶湖だと、せっけん運動などが有名)の紹介もあって、一味違う展示である。
子供たちの描く絵なので、様々なものがある。抽象画的なものやさっぱり訳の分からないものも...(^_^;) |
もっとも私自身が別の分野で色々とお節介したりユーザーズグループを起こした経験もあるから、気持ちは分かるつもり。主に主婦層が中心になっているようであるが、主婦だけでなく各人が知的興味を持って活動できることを見つけられることは、なかなかに素晴らしいことだろうと思う(時間と労力を割く分、しんどいことでもあるけどね)。
そういった草の根活動の成果が、草の根の発表だけに終わらず、こうやって博物館という皆に知られる展示の場に発表されるというのは素晴らしいことだと思う。正直言って地味な展示だし、先の子供たちの絵などは直接何かの知識を得たりできる物でもないけど、一度ゆっくり見てもらうのも良いと思う。展示らしい展示だけでは見られない琵琶湖と水との関わりが見えてくるように思う。
そうそう、フロアートークといえば、今まで学芸員さんが平日だけ毎日行ってきているが、来年にはまたちょっと違う展開があるようだ。フロアートークとはまた別の企画のようであるが、その話を耳にして私は非常に期待していたりする。楽しみ楽しみ。がんばってね>インストラクターの皆さん(^o^)/
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