Hotori Title 2

Vol. 10

96.12.18 (Wed)



 世間は年末、クリスマスへの盛り上がりも最高潮という感じだが、琵琶湖博物館はなんの季節感もなく淡々と今日も開館している。まぁ繁華街みたいに派手にクリスマスっぽくするのは元々の雰囲気ぶちこわしだろうけど、もう少し季節感というか、そういうものがあっても良い様に思えてならない。なんとなくメリハリがないというか....ここに来ると年末っていう感じがしない(笑)。ほんのちょっとのアクセントくらいあってもいいような気がする。

博物館入口から奥のアトリウムを見る。常に飾り付けの類は常にない。
 個人的には博物館の1つのシンボルでもあるアトリウム、入館して受付を過ぎてすぐの大きな中央ホールのところに、巨大な樅の木を置くとすごく良い感じだと思うんですけどねぇ。1〜2階吹き抜けの非常に高い天井へ向かって、2階の渡り廊下からも見上げるくらいの巨大な樅の木を置くとすごく映えると思う....んだけど。別に樅の木に飾り付けは一切なしで、シンプルに置くだけ。それだと博物館の元々の雰囲気にはマッチしていると思うし(飾り付けをしちゃうと、俗っぽくなってダメ)、それでいてほんのりと(?)季節感が出て良いと思うんですけど...って、これだとちょっとしたアクセントどころじゃないわな(^_^;)。

 もっとも、堅いこといえば、クリスマスは元来一宗教の行事だから博物館として何かするのは、税金の使用対象としての公共施設としてはまずいとかなんでしょう。けれど日本じゃ宗教行事ってよりは、現代の年中行事の1つとしての色彩が濃いのだし、季節行事みたいなもんだと思うけど...って、これでは頭の固い人は絶対ウンとはいわないかも(^^;)。どちみち、こんな脳天気なことを思っているのは、私しかいない気もする(苦笑)。


 と、一人で勝手に言っていても仕方ないので、私が子守をしている情報利用室のコンピューターのメニュー画面を、いつもの地味なものからサンタさんの絵の入った『クリスマスバージョン』に仕立ててみました(^o^)。

情報利用室コンピューターのトップメニューをクリスマス・バージョンにしてみました。放っておくと、時々サンタさんが画面を歩いたり、スクリーンセーバー時にはトナカイさんも登場します :-)
 こういう遊び心を解してくれる人は博物館に多いので、たぶん大丈夫だろうと思いつつも、担当者に何と言われるかちょっぴり心配でもあったり、来館者の人たちにもどう思われるか興味あったので、情報利用室の半分のブースのコンピューターにだけ、入れてみた。で、担当者の人にみてもらったら「ん〜なかなか良いんじゃない」とお墨付きが出て、とりあえずは一安心v(^_^)v。半分だけのブースに入れたことで、元々の地味なメニュー画面のブースとクリスマスバージョンのメニューのブースとで、来館者の反応の違いが出るかと思って少し見てましたが、それはあまり変わらなくて自分勝手な自信過剰ってことでした(^_^;;)。

 ともかく博物館の担当者にも許可をもらって、博物館の中でもどちらかといえば目立たない情報利用室の中だけではあるけど、これで少しは季節感が出たと、勝手に一人悦に入ってました(^_^)。おっと許可というと、ちょっと問題があるかも知れない。黙認って形かな?だいたい契約にも仕様にもないことだし(当然)、私の勝手な趣味の範疇に入ることだしねぇ。実際、これを作ったのも会社じゃなくて自宅だったわけですし。でもいいと思うんだけどねぇ(あくまで自己満足 :-)。

 などと色々考えつつも情報利用室の方の余興はひとまず勝手に満足していたが、難航しているのが博物館のホームページ。コンテンツの方はとりあえず最低限はできている。そしてコンテンツを博物館のWWWサーバーに移す作業も終わっている。ところがhttpサーバーがうまく動いてくれない。NetScape Communication Serverが、どうにもコンテンツを認識してくれない。設定関係は色々と見直したし、S社の技術担当者にも連絡してリモートメンテをしてもらったのだが、特に設定ミスは見あたらないという。

 というわけで、ちょっと為すすべなしでS社さんの調査待ちという状況。どうにかして年内には何とかホームページ公開に持っていきたいのだが....そろそろ私の仕事もそうそう博物館に割く時間がとれなくなってきそうだしね....困ったもんだ。

 そうこうしている閉館間際、情報利用室のコンピューターを落としていると、インストラクターの女の子が「メニュー画面をクリスマスにしたんですね」と言ってきてくれた。「どう?」と聞くと、「すごく良いですよ」と言ってくれた。その言葉だけで、なんとなくやってよかったような気分になった(^o^)。あぁ単純なオレ(^_^;;)







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