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湖畔の博物館へ、もう一度
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烏丸半島に聳え立つ巨大風車「くさつ夢風車」 |
のちに琵琶湖博物館関係者から聞いたところに依れば、この風車、滋賀県が作ったのではなく、草津市が作ったそうな (ゆえに草津市立水生植物園「みずの森」敷地内にある)。ドイツ製だとか。発電目的?観光目的?どちらにしても今一つ、意味を図りかねるものだ。 確かに風力発電で電気は起こせるだろうし、風力発電のために滋賀県内で風車を立てるには悪くない場所だとは思うけれども、どこまで本気なのだろうか?と、いささか穿ってしまう。 最近は ECO ブームであるし、発電コストが高い風力発電も、昨年東京電力が中心となって 「日本自然エネルギー(株)」 なんて会社も立ち上げられて、風力発電による需要と供給を取り持つ橋渡しなんぞをしている例もある。しかし現状、風力発電というのは、「うちの会社は、風力発電という ECO なエネルギーを利用していますよ」 という宣伝に過ぎないのも事実。先の会社が 「グリーン電力証書」 なんてものを発行するくらいにね。 疑問に思って帰宅後に調べたところ、観光目的というよりは環境に対する市民意識の向上も狙い、また「みずの森」のエネルギーも賄えるということで建設したらしい。3億2千万円かけて、年間発電量 1200MW 時。一般家庭にして約 150 〜 300 戸分。良いことなのか、無駄なのか、私にはちょっと分かりかねるところ。ただ、田舎にありがちな箱モノ行政的な視点で作られていないのか?とは思ったりする。 ★ 久しぶりだからと烏丸半島を一周してから、車を琵琶湖博物館の職員用駐車場に停めに行く。ここから風車は間近に、見上げるような形で存在する。大きい。デカい。とりあえずそういう言葉しか出てこない。 これから烏丸半島をどういった形で利用していくのか知らないが(今まで様々なプランが出ては消えていったしね)、この風車の存在が烏丸半島の景観デザインを大きく制限するものになることは疑い得ないだろう。個人的には、ここにこの風車があるのは、どう見ても異様としか思えないのである。滋賀の新しいランドマークとしての意味は感じるけれども... 決して風車は嫌いじゃないし、むしろ好きなものの1つではあるのだが、この烏丸半島の高台に、こうやって巨大な風車が存在することには、どうも違和感を禁じえない。なんというかこう、ここにこういうものがあるのは妙に唐突のような気がするのだ。そしてその気持ちの大元は、烏丸半島の中で景観のバランスが取れていないことにあるように思う。 琵琶湖博物館と水生植物園の間に広がる、巨大な空き地。それを解決する(どう生かすかの)ほうが、風車より先決なのではないか?と思う。 |
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