Hotori Title 2

Vol. 46

98.05.27 (Wed.)



初夏の雰囲気
もはや初夏の雰囲気。奥は比叡山。手前の芝生では遠足の子供たちがお弁当を広げています。いいなぁ。
 先週、今週と琵琶湖博物館に来た日は素晴らしい天気だった。そして気温も30度近く、もはや春というよりは初夏の雰囲気である。琵琶湖博物館の裏手へ出ると、そこは昼間は日陰になることもあって、本当ならば気持ち良い爽やかな湖畔の風を受けることができるのだが、今日は夏を思わせる蒸し暑さに近い、少々ムッとする感じだった。

 もっとも私の方は別のところで散々書いているように、某仕事がメチャクチャ忙しい状態にあり、先週などは少しでも気を緩めると倒れそうなくらいフラフラであった(辛かった)。今日も相変わらず疲労困憊状態にあって、その気持ちよい博物館からの眺めを見るたびに、外の芝生でずっと寝転んでいたい気分だった....(^_^;)

 博物館の方は先週先々週は非常に遠足系団体が多かったようで、今週も朝イチから幼稚園の団体がドッと押し寄せていたが、パッと見、そろそろ遠足や校外学習のピークも過ぎたようだ。団体もどちらかといえば大人や御老人の観光団体さんが多くなってきている感じ(毎日博物館に来ている訳ではないので、たまたまかもしれないけど)。

 それ以外の琵琶湖博物館の時事話題ネタは、あまりないというか見つからないというか、某M学芸員に「なんか博物館のトピックスネタはないですかねぇ」と聞いても「う〜ん、ないねぇ。最近はパッとしないよねぇ」などという回答をいただいたくらい平穏無事な?状況である。次の企画展もまだ2ヶ月近く先の話だし、また書くネタが尽きてきたかもしれない....(^_^;)

 写真の方はかなりいい写真がたくさん撮れているので、本当は時間があれば『琵琶湖博物館 春夏秋冬』のページも更新したいのだが....長らく更新してないし、昔のデジカメで撮ったものしか置いてないし....


クワガタムシ
ご存知クワガタムシですね。
 そんな中、色々と新しいものが見つかるのが「ディスカバリー・ルーム」だったりする。ここは子供向けのところであり、おまけにコンピューター機器もないところなので、私としては全く縁のない空間である。だから今まではほとんど立ち入ることもなかったし、どうも(未だに)入るのは勇気が要る?空間なのだが、最近寄って入ってみることは少なくない。

 で、このディスカバリールーム、展示物そのものが変わったりするわけではないのだが、ちょくちょく新しいものなどがあったりする。主に生き物関係なのだが、先々週だったかに寄ったときは、クワガタムシやカブトムシが展示されていた。

 もともと都会っ子(^^;)の私は、そんなに見る機会はないし、最近はとくとその姿を拝んだこともないので、思わずオ〜〜とか言ってしまう(笑)。おまけにカブトムシは土の中で暮らしている状態のものも見れるようになっていて、まるで実体験理科教室みたいなものである。

 他にもカエルはちょっと前からいて、餌をやって食べるところを見させてもらったのだけど、一瞬の早業にこれまたオ〜〜なのである(^^;)。え?あまりに物を知らなさすぎるって??まぁ、オタッキーな趣味と夜遊びが好きだった人間には、そーゆーのは縁がなかったと言えよう(笑)。

 そういえば琵琶湖博物館の職員の人たちの趣味とかちょっと聞いていると、アウトドアな趣味の人が多いような感じを受ける。仕事柄というか研究内容からして野外調査とかある人が多いせいなのかもしれない。まぁ、それを改めて感じてしまう私の方が変なのかもしれない(^_^;;;)


イモリ赤ちゃん カエルの白子
イモリ(だったけな? ^^;)の赤ちゃん カエルの白子だそうです。初めて見ました(^^)


 で、話は戻してディスカバリー・ルーム。今日は蚕が登場していた。まだ小さな蚕だったが、桑の葉をバリバリ食っていた。その食い方ってのがまた結構なもの。バリバリ食うという表現がまさにふさわしい食いっぷり。ホント、音が出るんではないかというくらいだった。

 そんな実物の蚕の横にはちゃんと蚕についての本が置いてある。ディスカバリー・ルームではそういった「本物」と参考資料が置いてあって、遊びに来た子供たちの理解に役立てているのだが、実は大人も勉強できる場所である(^^)。蚕が繭を作るまで5段階もの脱皮を経て、そして生まれた当初からは何万倍も大きくなる!なんてことは、恥ずかしながら(?)初めて知った。脱皮することくらい走ってはいたけどね(^^)

 そういった配慮や、既存の展示だけでなく色々と手を替え品を替え(という表現は悪いが)新しいものを子供たちに見せるのは、主にディスカバリー・ルーム担当のSさん、Yさんの努力に依るところが大きいのだと思うが、琵琶湖博物館開館当初のコピーの1つ「学ぶ・交わる・考える」「遊ぶ・触れる・感じる」のうち、“触れる・感じる”ことを強く感じさせてくるところだ。

 そんな思いを感じつつ、蚕が相変わらず桑の葉をバリバリ食っているのを見ながら話を聞いていたら、なんでも博物館の裏手にある生活実験工房で蚕棚を作って育てようかという話もあるとか。う〜ん、米は作ってるし、魚はいるし(別に水族展示の魚じゃなくても琵琶湖で釣りはできる)、そのうち自給自足体制する気ではないだろうか(おぃおぃ :-)。


土の中のカブトムシ カエルの餌やり
土の中でまだ眠るカブトムシも見られるようになってます。 カエルに餌をやるところ。ハエのように餌を動かさないと食べてくれないそうです。


 まぁ、そんなディスカバリー・ルームについてはいずれ時間が取れるようになったら、特集コーナーで個人的に詳しく取り上げてみたいな、と思う。今は絶対無理だけどね。琵琶湖博物館の中でもちょっと変わった場所、一見子供向けの場所だけど、大人も実は楽しめたりするのかもしれない。博物館博物館してないぶん、そういう気がする。

 だけどディスカバリールームに紛れ込んだハエをカエルの餌用に捕まえるのは良いとして、SさんもYさんもそのハエを顕微鏡で見て楽しんでるのはどうかしてる....。「見てごらん」と言われて見せてもらったが、顕微鏡の視野内にハエの拡大された頭が見えた瞬間、思わず「ぎょえ〜〜〜〜」(^_^;;;;;;;;;;;)。夢に出てきそうだ.....


おまけ






戻る Vol.45へ Vol.47へ トップページへ




All right reserved 1998 by だぶる☆えっち