Hotori Title 2

Vol. 45

98.05.07 (Thu)



梅雨空みたい....
梅雨空みたいな天気の琵琶湖を望む。GW前から天気はイマイチ。
 蒸し暑い....そんな言葉しか出てこない今日。このところの天気を思えば、もはや梅雨かと思う。ホント、今年は季節が1〜2ヶ月早目に進行しているような気さえする。

 そんな鬱陶しい天気は、肉体的にも精神的にもかなりキている私に追い討ちをかける。あまりに余裕がないせいか、琵琶湖博物館に来てもそれが表情に出ていたようで、インストラクターから「どうしたんですか?」なんて声をかけられてしまう始末。アトリウムから見渡す琵琶湖も低く雲が垂れ込め、そして1日靄に包まれていて、なんとなく今の自分を映し出しているようだ....

 館内はゴールデンウィークも明け、本格的な遠足の季節。今日もたくさんの小学生、中学生、高校生、そして女子大生の集団がやってきている。特にこういった雨模様だと、野外での予定がこなせなくなったりして、当初の予定を琵琶湖博物館に変更する学校も多いらしい。そのせいか、いつもなら団体さんがいなくなり始める3時近くになっても、いくつかの団体が来館されたようだ。

 で、相変わらず学校団体が多いと展示物、特にコンピューター展示関連は壊されやすい。見たところ、聞いたところでは、一時期よりその頻度は減ったように思えるのだけど、今日なんぞは、わざわざ触れないようにキーボード部分にカバーをしてあるノートパソコンが、カバーを外していじろうとしていたとか。そのブツを見てみると、トラックパッドのボタンなんかは完全にいかれている。きっと力任せに叩いたのだろう。

 ゴールデンウィークの間には、あるモニタの調整機構をいじられて画面が緑一色になっていたのもあったとか(もちろん調整機構をいじられないようにカバーしてある)。こういうのは「知っている」人間の犯行だ。まぁ、どうなるか分かっててやってるってことですね。こういう輩から守るのは非常に難しい。

 おそらくは「友達に見せる」という感じで、要は友達に自分は知っているんだぞ、と自慢するデモンストレーションなのだろう。それにカバーを引っぺがしてまでやるのは、小学生などではなく、男子中高生だろう。通りがかりの電気屋、パソコンショップの店頭デモマシンを弄くる感覚でしょう。まぁ、それについては私も経験があるから気持ちはよく分かるんだけど(笑)


琵琶湖博物館総合案内
 ところで先週書き忘れたことが一つ。琵琶湖博物館の新しい館内案内パンフレットが発売になっていました。左の写真が表紙の冊子です。無料配布ではなく、レストラン横のミュージアムショップで900円にて売っています。

 内容の方は今までのガイドブックよりはかなり良いものだと思います。写真をふんだんに使っていて、主な展示については全て写真と簡単な解説がついているというものです。解説はそんなに詳しいわけでもなく、本の厚さも薄めですが、装丁も良く、琵琶湖博物館に来て興味を持たれた方は一冊購入しても損はしないのではないかな?と思います。まぁ、ちょっと見てまわっただけの人が買うべきほどのものではないでしょうが....(^^)

 琵琶湖博物館からは他にも各企画展毎に冊子が出ています。また、展示案内については今回出版されたもの以外に以前からある「琵琶湖博物館展示ガイド」(1,000円)というのもあります。こちらの方は見栄えはイマイチ(^^;)ですが、解説は多少こちらの方が詳しいかな?と思います。

 なお、琵琶湖博物館の出版している他の冊子については、公式ページ内のこちらにリストアップされています。

 しかしまぁ、平日だと団体ばかりが多く目につくけど、ゴールデンウィーク後半で唯一天気の良かった5月4日は、1万人以上もの人が来館したと聞いて、開館から1年半が経ったにも関わらず、それだけの人が来館するというのは、琵琶湖博物館が定番スポットになったという証だと感じた今日なのでした。







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