Hotori Title 2

Vol. 29

97. 7.16 (Wed)



0716-1
夏!って感じがしてきます(!?)
 「人と人が理解するのは難しいねぇ」なんて、私には似つかわしくない言葉を呟きながらの今日。久しぶりに晴れた日の博物館。ちょっと雲が多くて、夏真っ盛りの青空って感じではないけど、今週末から夏休み!ってことを感じさせる天気ではある(私は夏休みなんて関係ないけど...)。

 人出の方は、先週今週と落ちついている。時期的に学校の遠足がないから、走り回る子供たちもいない。特に今日は団体も少ないせいか、人混みの喧噪もなく落ちついている。「やっぱり、こういう感じが博物館なんだよねぇ」と思わず言いたくなるくらいだ。子供たちがいないと、情報利用室は閑古鳥が鳴いているようなもんだが、展示室内はこれくらいが一番ゆっくり見れて良いと思う。と言っても、インストラクターの女の子に聞くと、日曜なんかは未だに7千人くらいの人出があるそうだ。おまけに今週末からは夏休み。インストラクターのみんなもきっと大変だろうけど、がんばってね(^^)/

 夏!ってことで、情報利用室のメニューも夏バージョンにしたが、出来はイマイチ。っつーか、ボランティアだし、時間ないし....自分に絵心があったらなぁ、って毎度ながら思うのである。それ以外は特に目立ったこともない。ウイルス騒ぎも収まったし、博物館も特に大きなイベントがなくて、表側も裏側もなんとなく開館から一番落ちついている感じがする。


0716-3
今日のフロアー・トークは、グライガーさん。いつもながらに質問に来る人やフロアー・トークで、一所懸命日本語で説明しようとする姿勢が好きですね。楽しい人です(^^)。
 そんな中、閉館後に消防訓練があったり、ちょっとしたお楽しみ(?)があった。私自身、週に一度来るか来ないかなので、そういった“イベント”に出くわすことはないので、とりあえず参加してしまう(笑)。まぁ部外者と言えば部外者なので、いつも参加して良いものか迷ったりするんだけど、そこはそれ、イベント大好き人間だから(爆)。

 こうやってせっかく博物館に来る機会が多いのだから、色々と知識を仕入れたいという気持ちは結構ある。で、暇を見てフロアートークに行ったりするのだけど、余裕のない時も多くてちゃんと聞けないことの方が多い。ま、それは当然と言えば当然なんだけどね。仕事で来てるから。でも本当はインストラクターの受けているモーニング・レクチャーなんかも含めて聞いてみたい気はしている。専門的に深いところまではともかく、一通り雑学的な知識だけでも知りたいなぁ、って思う。博物館で展示している分野って言うのは、ホント私が今まで知らないことばかりだから...動植物関係、民俗関係、生活学関係....そこに知識の宝庫があるのに勿体ないってね(^^)。欲張り過ぎなのかも知れないけど(笑)。

 本当はデジカメで色々と撮ってきた博物館の写真を、なにかしらまとめておきたいという気持ちも強い。おそらく日々の記録を写真で撮っている人なんていないはずだから....そう思って、こういったホームページを作っている割には、全然作業が捗らない。仕事でやるわけには行かないから、6月以降、仕事が一息付いている間に自分の余暇時間で....と思っていたのだが、結局某ユーザーズ・グループの立ち上げとかで全ての時間をとられてしまった。そしてもう来月からは仕事が忙しく....おっと、愚痴になってしまった(^_^;;


0716-4
生活実験工房前の田んぼ。ここで採れたお米で作ったおにぎりを食べたのです(^^)。奥が博物館。
 とかなんとか思いながら、消防訓練に参加。閉館後に準備万端でやるのだが、う〜ん。どうなんだろ?これが役立つのかな?ま、どこも一緒だけど、なかなか難しいよね。万が一ってのは急にやってくるし、 お客さんもいるし、あちこち片づけられているわけじゃないし。やらないよりはやる方がいいと思うけど.....もっとも消防署の方が「小学校にも劣る消防訓練だった」と言われても仕方のない状況だったのは、ふざけながら(多分にこういうのって照れ隠しもある ^^;)やっていた自分にも責任はある。消火栓の使い方だけは分かったし、自分の会社でも応用できるはずだから、それだけは収穫かな。

 その後、博物館の田んぼでとれたお米を食べて花火して....というイベントがあるというので、とりあえず参加してみる。ま、ここ数日、気分はブルー入ってるので迷っていたのだが、気分転換にもなるかなって感じ。予報では夕方から雨と言うことで、雨雲は厚く垂れ込めているが、なんとかまだ保っている。

 博物館裏手の生活実験工房の前に行ってみると、もう何かやっていて燃やされた後が。サツマイモでも焼いているのかと思ったら、七夕に使用した笹の葉を燃やしていたらしい。「え?七夕?そんなものがあったんですか?」と思わず聞いてしまう。日頃から“博物館には季節感がない”ってのが私の意見だったので、これは迂闊だった(^-^;)。「ディスカバリー・ルームにあったじゃないですか〜」とインストラクターのFさんに言われるが、実のところディスカバリー・ルームには長らく入ったことがない。いつもいる情報利用室の隣なのだが、お子様向けの部屋だし、コンピューターも置いてないから仕事で(と称して)入ることもないし、何より意味なく入りづらいところなのだ(苦笑)。

 「願い事とか書きました?」とか話しているところ見ると、そういう風にちゃんと(?)やっていたらしい。う〜ん、くそー、オレもやりたかったぞー。って、相変わらず精神年齢の低い私(^_^;;)。でもこれからはディスカバリー・ルームもたまには入ってみよう....抵抗あるけど。


0716-5
芝生の上で、みんなでお食事。いい感じ〜(^^)/
 その後、博物館下の湖畔の芝生に降りてシートを広げた上で、みんなでおにぎりその他をほおばる(^^)。空は今にも泣き出しそうだが、風があって涼しくて気持ちいい。夏の蒸し暑さの中で食べるよりずっと良い。琵琶湖タワー横の観覧車にも灯がともる(この前、天保山に新しい観覧車ができるまでは世界一だったんだよね)。黄昏時の湖畔は対岸の明かりも含めて、とにかくいい感じすぎ。

 当然アルコールも用意されたけど、さすがに今回は車だし飲まない(当然と言えば当然なのだが....)。ホントは飲んでいい気分になって、草むらにゴロッと寝そべりたいけどね(^^)。夏場は昼御飯をここで食べるのは暑すぎて辛いと思うけど、日が沈んでからは絶好のロケだね。やっぱり琵琶湖博物館は、博物館そのものだけでなく、そのロケーションそのものが「売り」であることを再認識。ま、だから開館して8ヶ月経っても混むのだろうけど....

 しばらくして、とうとう雨がポツポツ来た。本降りになる前に花火をやってしまおう、ということでシートを閉まって花火の準備をするのだが、消火用の水を「重いよぉ〜」と言いながら、生活実験工房から芝生のそばまで運んできたところで、ドバーッと降ってきた。んんん〜冗談みたいにタイミングが悪い。なんか最近のオレを象徴してるなぁ、と思いつつ、みんな生活実験工房へ避難する。


0716-6
こじんまりだけど、花火大会。夏ですねぇ...(^^)
 10分くらいして雨はひとまず止んだところで、生活実験工房前のちょっとしたところで、こじんまりと花火大会。さすがに打ち上げ花火とかは用意してなかったみたいで、本当にささやかな感じの花火大会だけど、なんか夏っぽくて嬉しい。こういうのって見てるだけで、いいね(^^)。

 打ち上げ花火がなくても、人魂の花火とか面白いのはあったし、こういう方がなんとなく博物館のイベントって感じ。というのは分からないかも知れないけど、博物館の人たちが打ち上げ花火をバンバンってのは、似つかわしくないしなぁ(笑)。偏見入りまくり。

 花火も終わりにさしかかる頃、また雨もポツポツふってきたことだし、私も含めて何人かは退散することに。最近の陰々滅々気分に一服の清涼剤。そんな思いとともに、会社への帰路につく私だった....なかなか機会はないけど、またこういうのに参加できると良いなぁ....(^^)







戻る Vol.28へ Vol.30へ トップページへ




All right reserved 1997 by だぶる☆えっち