Vol. 28
先週「古代湖」に関する国際会議開催中に、アトリウムで展示されていたポスターセッション。 |
こう言っては何だが、その時「どうも局所的な対処だけをやったようだから、そのうちどこかに隠れているウイルスが出てきて、また蔓延するだろうなぁ」と思っていた(^_^;)。とはいえ、ちょうど博物館で国際会議が行われている週であり、博物館の人たちが爆発的に忙しいときに抜本的な対策を要求するのは無理だと思えたし、発見されたウイルス自体古いもので、さほど凶悪なものでなく、ワクチンソフトで十分修復できるものだから、中途半端に今対応するよりも博物館の忙しさが一息ついたときに一気にやったほうがいいか、と思っていた。
で、その数日後に博物館に赴いたのだが、その日はウイルスのことよりも情報利用室のビデオサーバーがまたもや不調に陥って、その対処に追われる始末。ウイルスについては、サーバーの共有フォルダについて一通りスキャンかけただけで、特に手を打たなかった。なにせ、ネットワークに接続するコンピューターの一元的な管理がなされてない(というか事実上不可能な)状況であるから、抜本的な対策をするには、それなりの用意やら告知をしないと....と思っていたこともある。そのウイルス検査・駆除作業そのものよりも、作業を行うことの周知の方が難しいと感じたのだ。
「古代湖」の国際会議は琵琶湖博物館をメインに催された。そんなわけで、学芸員さんの人たちの忙しさは当然爆裂していた... |
さすがにもうウダウダ言ってられない感じになってきた。本来はサーバーの共有サービスを停止して、一台一台チェックしていくのがベストなのだが、管理者のTさんがいない状況下では、あまり下手なことはできない。よって、サーバーを運用したまま、一台一台のマックを共有設定を切ってチェックし、そして許可があるまではサーバーにアクセスしないように徹底しながらやって行くしかない。
幸いにして国際会議も終わったところで、学芸員の人たちには多少余裕があるせいか「サーバーにアクセスができないと仕事にならない〜」との声は聞かれなかった。これが先週までだったら、苦情の嵐だったろうし、何よりも徹底できたかどうか。少なくとも一台一台のマシンを、他のマシンと分離した状態のままにしてウイルスチェック&駆除していかないと、せっかく駆除したところへ他のまだ駆除していないマシンやサーバーからウイルスが入り込んで、そこがまた感染源になって...となり、やってる意味がなくなってしまう。
研究棟の各研究室を訪ね歩き、誰もいない部屋もチェックして回り、博物館のマックも個人所有のマックも全部容赦なしにチェック、そして駆除。もっともシステムが感染していて、再インストールする方がベターと思われたマシンは、とりあえず使用停止の紙を置く(^_^)。館長室から学芸/事務室を回りつつ、図書室や展示室内で来館者に開放しているマックまで、チェック・チェック・チェ〜〜〜ック!
....疲れたぁ(^_^;;;)。最後にコンピューター室とサーバーの共有フォルダをチェックしてから、ようやく「サーバーにアクセスしても良いよ」との告知と各クライアント側のマックの共有設定を許可する。まぁ、なんとかなったかな....なんか忘れているような気もしないではないのだが....(^_^;
問題は今日休んでいる人で、個人のノート型マック(Powerbook)を持ってくる人だが、それが分かっている人にはメモを置いておく。ネットワークに接続する前に必ずウイルスチェックを受けて下さいってね。その他今日完全に駆除できなかったマシンについては、H君に明日やってもらうことにする。サポートしてくれたH君は、よくやってくれたよね(^^)。
なんにしろ、あとは天任せ。なんていうと無責任極まりないようだけど、ネットワークに接続するコンピューターを一元管理できてないし、サーバー側で対処することもしてないから、これ以上はどうしようもない。一応、各マックにはウイルス防御用の機能拡張は入れてあるので、ワクチンソフト側で対処できないウイルスが侵入してこない限りは、すぐ見つかるだろうし、汚染も限定的になるだろう(たぶん)。
それに、ちと大げさに吹聴したせいか、今までコンピューター・ウイルスなんて自分に無関係だと思っていた学芸員さんの人たちも、なんとなく身近に感じて気に留めてくれるようになるだろう。「怖いねぇ」って漠然とでも思ってくれる方がいいのだ。やっぱり危険のあるところは、危険を意識してもらわないとね(^^)。手伝ってくれたH君でさえ、多少はコンピューターに詳しいはずなのに「自分には縁のないものだと思ってました」なんてこと言ってるんだから....。世界中の研究者と頻繁にデーターやらファイルのやり取りをしている博物館なのだから、危険意識は持っておいて欲しいものだ。
今日のフロアートークは前畑さん。人気の回廊状になった水槽のところでやっていたので、人は多く集まっていた。 |
黒(というか濃紺)に青という配色。基本的にはボトムが黒、上着が青という感じである。でもって、その青が明るい青ではなく、暗めの青なものだから、どう見ても地味というか、夏向けの爽やかさが感じられない。今までの冬服は赤と黒の配色で、遠目からもインストラクターと分かったのだが、今度のは中高生のジャージ軍団に混じると分からないのではないかと思うくらいダサい。そう、ダサい。はっきり言いましょう(^o^)。おまけに配色的に、冬服よりも冬服らしいし(笑)。
本当は実際にこの横に写真でものっけたかったので、インストラクターの女の子に「写真撮らせて〜」というつもりだったが、上記のウイルス騒ぎでそれどころではなかったのが残念(って、調子のりすぎ>おれ)。もっともインストラクターの女の子に色々話を聞いていると、やっぱり評判は良くないらしい(そりゃそーだろ)。おまけにポリエステル100%らしいので、蒸れるんじゃないの〜って思うわけだ。館内は冷房が効いているにしてもだ。
と、そんなことを女性学芸員のMさんとNさんに話していると「さすがチェック入りまくってますね〜」と言われる始末。むむ〜、また誤解されてしまった。どんどん博物館での私のイメージが....などと言ってるそばから、学芸員室でインストラクターの女の子を呼び止めるのに、「ねぇねぇ、かの(じょ)」と大きな声を出してしまった(爆)。ちなみに「かのじょ〜」とまでは言ってなく、「かの〜」で止めたのが救い(一緒か ^_^;)。その場にいたH君に「いつもの癖ですかねぇ〜」と突っ込まれても、返す言葉がない。
そういうわけで「ウイルスは貴方のそばにいる」という言葉で締めくくるつもりが、なんか全く違う話になってしまった(^_^;;)。ともあれ、ウイルスは気を付けましょうね(^^)。
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