Hotori Title 2

Vol. 25

97. 5.21 (Wed)



Photo 1
2階休憩所付近からアトリウム(中央ホール)を見おろす。平日は団体客が多いせいか、午後になると少し空いた印象を受ける。
 「う〜、さみぃ〜」そんな季節外れの言葉をつぶやいてしまう今日。つい3日前は、ふた足くらい早い夏の暑さに参っていたのに....爽やかな5月が、蒸し暑い7月になったり、2カ月ほど逆戻りして3月な感じになったりで、すっかり私の体調は狂っている。寒気がするようなしないような、そんな気分。そして久しぶりの朝5時起きで、寝不足の方も、おおさじ3杯分。

 博物館へ行くのは本当に「ひ・さ・し・ぶ・り」な感じ。約1カ月ぶりくらいなのだが、開館以来こんなに博物館に立ち寄らなかったことはなかったから....本当は気分一新!と行きたいのだが、頭はボォ〜っとしてる。今までは、週1回の朝5時起きも博物館に行く楽しさ(?)で帳消しと思っていたが、しばらく博物館行きがなかったことで、その週イチの朝5時起きが結構体に辛かったのを実感。1週間のリズムがそこで狂うもんねぇ。仕事上も体調面でも意外と負担がかかっていたことを再認識してしまった。

 とかなんとか思いながら、博物館に到着して真っ先に情報利用室へ。しばらく来なくて(来れなくて)一番気になっていたのだが、情報利用室のメニュー・プログラム。いつものように季節感を出すために、GWにカブトやらコイのぼりやらの絵柄にしておいたのだが、今日はすでにGWから2週間以上....(^_^;)。GW直前に来て以来、なにかと来るに来れなかったので仕方なかったのだが、インストラクターの女の子から苦情がでてるんじゃないかなぁ〜とか、来館者に「この画面、まだGWしてるぜ」などと突っ込まれたりしてるだろうなぁ〜などと一人勝手に気にしていたのだ。今週も来れなければ、週末に個人的に来てでも直しておかなければ、と思っていたので、まずは一安心。


Photo 2
久しぶりの博物館なのに天気はイマイチ。肌寒くて5月とは思えない空模様。
 その後、一ヶ月来れなかったこともあって、なにかとお仕事お仕事していたが、夕方になって少し余裕ができたので、ホームページ用の写真をいくつかデジカメで撮っていた。で、その際に使っていたデジカメが、なんかインストラクターの女の子や博物館の事務の人にうけていた。というか、色々とデジカメについて質問されてしまった。私は博物館では去年から時々写しているので、デジカメの存在自体、今更のような気もするんだけど....

 今日は何人にも聞かれて特に多かったけど、今までもデジカメ持って写していると、インストラクターさんや学芸員の人から色々と聞かれることはよくある。やっぱり撮った画像がその場ですぐ見れるってのと、シャッター音がしないってのは一番気になるみたいですね。あと、写したものを消せるってのもポイント大きいみたい。本気で買おうかな、という人もいるんだけど、「画質はまだイマイチですよ」とつけ加えると、あと2〜3年待つかなぁとなる(^_^)。はじめから割り切ってるといいんだけど、コンパクトカメラ感覚ではまだ買えないしね。でも、そういう人たちの反応を見てると、レコードがCDにとって代わったように、きっと5〜6年後には、今のコンパクトカメラ的なあたりはデジカメにとって代わってしまうだろうな、と想像する。プリントアウトや画質がもう一段整備されれば、やっぱ魅力大きいと思う。遊び感覚で使うには特に。

 そんなこんなで、いくつかのところを写真撮りつつ、久しぶりに会うインストラクターさんたちに最近の様子を聞いたりする(ま、世間話だけじゃなくてコンピューターの故障のこととか、お仕事な面もあるのですよ :-)。相変わらず平日も団体中心に人は多くて、明日なんかは予約だけで2千人とか。で、ちょっと前になるがGWの話なんぞを聞いてみる。どれだけ大変だったか、まさに野次馬根性である(^_^;)。


Photo 3
フロアートークも久しぶり(^^)。今日は中藤学芸員が、琵琶湖の漁について解説。スピーカーを使わず、静かに丁寧に話されていたのが印象的でした。
 「あ、そういやGWはどうだったの?」「....」。二人のインストラクターが顔を見合わして苦笑する。「やっぱ、凄かったの?」「凄かったって言うか...」二人とも何て言ったらいいかという表情。なんか聞いてはいけなかったものを聞いてしまったのかもしれない(^_^;)。「Fさんが一人で三千枚以上売った日もあったんです」

 げげ。一人で3000枚!受付のカウンターは通常4〜5人、土日だと5〜6人体制でインストラクターが並んでいるのだけど、その日に売ったチケットを一人一人集計する(らしい)。まぁ日曜日とかに1万人来ても、カウンター業務を6人体制でやっていれば、一人平均1600枚強の計算。それを3000枚とは....どれだけ人が来たかは知らないけど....想像を超えてる。入館は9時半〜16時半まで7時間。休憩を除いて6時間としても、1時間当たり500人。1分あたり8人分。家族連れが多いだろうから、同時に4人分平均のチケットを購入すると考えても、30秒に一人づつさばいていることになる。

 博物館に来たことのある人は知っていると思うが、単純に博物館だけの入場券だけじゃなくて、水生植物園との共通入場券があったりして、それをいちいち説明しなきゃならないし、最近は車で来ているかどうかで無料券を渡したりもしているみたいで、単純に「大人2人、子供2人」「はい、いくらになります」だけじゃないんだよね>博物館の受付。

 もう少し簡略化してもいいと常々思ってはいるものの、そんなことを休みなく1日中やってるなんて....と私なんかは感心を通り越して尊敬してしまう(立ちっぱなしの作業だし)。聞いた二人の表情を見る限り、GWは相当のものだったんだろうな、と思う。

 「一日3000枚かぁ〜。想像もつかないけど....でも歩合制だったら凄いよね」なんて馬鹿なことを口にしてしまって、一瞬の後に自分で勝手に後悔して(^_^;)、そしてもうそのことには触れなかった。ん〜やっぱ、部外者が興味本位で聞けては洒落にならないくらいだったんだろうな....







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