Vol. 24
冬場に同じアングルの同じような景色を撮っていましたが、写真上からも明らかに雰囲気が違うと改めて感じたのでした。春ですねぇ.... |
そんな私の気分をよそに(当たり前)、博物館はGW前に遠足を消化しようとする中学や高校の学生で賑わっていた。でも今日は一見して分かる(笑)ダム女とか女子中高生が多いので、まだ救われる。って書くと、またまたまた誤解を生むのだが(^_^;;;)、女子高生が好きだとかではなくて(嫌いじゃないが.... :-)、男子中高生の大群が来るよりはねぇ〜。まだ衣替え前だから詰め襟なんかの団体だったりすると、ちょっとこっちまで息苦しくなってしまうのだ(^_^)。ちなみにセーラーの団体を見ても(別の意味で)息苦しくなることはないので念のため(爆)。
それにしても学校の団体を見ていると、主に2通りのやり方に分かれているように思う。1つは何の制約もなしに、ただ連れてきて各自が三々五々見学しているところ。いわば“遠足”型。もう1つは課題を与えて、生徒に見学しながら調べさせるところ。こちらは“校外学習”型という感じ。どちらがいいのか分からないけど、今日は後者の校外学習型が目立っていました。
今日のフロアートークは鳥類学担当の亀田さん。昨年12月から学芸員になられたNew Face。 |
そういえば今日、フロアートークが終わった頃にも、ある学校の生徒が学芸員さんに「この鳥は×××っていう名前の鳥ですか?」と聞いておきながら、学芸員さんが「この鳥は違いますよ。×××はこっちの....」と答えている途中で、人の話もろくに聞かずに、ありがとうの一言もなく、別のところへ駆け出しているという状況を見た。その生徒たちも失礼といえば失礼なのだけど、そこまで焦っていたとも言えるし、焦るほどまじめに課題を調べているんだな〜という気はしなくもない(オレだったら、課題を調べるより気に入ったところにずっと居るだろう :-)。どちらかというと、そんな生徒を走らせるほど多くの課題を与えることもないだろうに....という気がする。博物館なんだし。
だからといって、なんの課題もなく自由見学という遠足型が良い、と言うつもりは全くない。自由見学ってのが、「博物館なんだから自由に見て回わればいい」と思って自由見学にしているのか、単に先生が課題を事前に作るのが面倒だから自由見学なのか、よく分からないしね。まぁ高校生なんかに課題学習なんてこともナンセンスのような気もするから、「遠足」で良いと思うけど。
愛らしい鴨くんたち。今日のフロアートークの場所は、鴨と魚が共生している水槽。個人的に博物館の中で最も気に入っているところの一つだったりします。 |
学校の授業じゃないんだから、せっかく博物館に来ているんだから、もう少し自由であっても良いと思うんですよね。穴埋め式や選択式のテスト問題みたいな課題を作らずに、自分が興味を持ったテーマについて調べたことを自由に書かせるようなことの方が、より博物館見学に対する課題らしいと思う。自由課題だと見る方も大変かも知れないけど、校外学習とかの課題で点数付けてもねぇ〜という気がするし。
地質、化石、歴史、環境、生活、地球物理、プランクトンからナマズや水辺の鳥までの植動物。多種多様なテーマが博物館にはある。それら全部に対して興味を持つのも無理だろうし、全部を学ぼうというのもちょっと欲張りすぎな気がする。課題を与えるのは良いけれど、もっとゆっくりみせてあげてほしいと思う。ふつうに見るだけで2〜3時間はかかる博物館。ゆっくり見て回って、その後の+αの時間で課題をこなせるような、そんな日程を組んでほしいな、と思う。
カルガモくん(^_^)。ちょうど鴨たちを横から見るので、水面下の足の動きが見れて結構ポイント高いと思います。なんか本当にかわいいです。 |
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