Hotori Title 2

Vol. 21

97. 3.29 (Sat)



情報利用室&図書室にある質問コーナーのカウンターに置かれている恐竜のミニチュア。いつ誰がここに置いたか、学芸員の人達も知らず謎に包まれている(^_^;)。以前から置かれていたが、今日またその数が増えていた。私はちょっといいなぁ、欲しいなぁと思っている :-)
 半月ほど前の朝、C展示室入口にあるビワコダス展示用コンピューターのソフトをバージョンアップしていると、数人のグループを学芸員の人が案内していた。色々なところからの視察しに来る人達を学芸員が案内する光景は珍しくもなんともないのだが、大学生風の女の子が数人に若い男の子一人、おばさんっぽい人もいるという、なんか珍しい取り合わせのグループを率いてる。それに説明も妙にきちんとしている。「どっかの学生が勉強しに来てるのかなぁ?...だとすると、どこぞの暇な役人が視察と称して遊びに来るのと違って、説明にも気合いが入るよなぁ」。フロッピーディスクを入れ替えながら、そんなことを思っていた。

 呼ばれる声にふと顔を上げると、学芸員の人がそのグループを連れてこちらへ来ていた。「こちら、コンピューターのことを色々やってくれています。その手のことで分からないことがあれば、彼に聞いてね」「よろしくお願いしま〜す」。知らないグループの人達へ急に紹介されて戸惑う私(^_^;;)。「あ、あ、よろしく」。なんのことか、さっぱり要領が掴めん。

 そのグループがC展示室の奥へと消えていった後、近くにいたインストラクターの女の子を掴まえて聞いた。「あのグループに学芸員の人から紹介されちゃったんだけど、あの人達って何かあるの?」「彼女たちは新しくインストラクターになる人達ですよ。今、研修中なんで、色々と展示の説明を受けているはずです」。な〜るほどねぇ〜〜納得納得。そっかぁ、もう3月、年度も替わって新入社員というような季節なんだよなぁ。わたしゃ、さっぱりそういうことに縁遠いところにいるからなぁ(笑)


インストラクターの女の子と話していて「あれ、ミュージアムショップで売ってるという話を聞いたことがありますよ」との噂を聞き、早速確認したところ、確かに売っていた(全部じゃないけど)。写真右の一番大きいブラキオザウルスが2800円で最も高く、一部の大きなものが千数百円する以外は皆600〜800円程度で、意外とお手軽(^_^)。そのうち秘かに揃えてやろうと思ってる(笑)。
 年度末。某所のプログラミングの仕事が大詰めで爆裂している中、今年度分の仕事の報告書も書き始めなければならない。そんなわけで仕事の内容をチェックしていた。「博物館も色々やったよなぁ」と、リストに目を通していると、毎週博物館へ行っている業務の項目に目が止まった。“契約終了日 平成9年3月末日”そーいや、そうだ。毎週博物館へ行くのが日常になっていたけれど、来年度はどうなるんだ?

 1週間前。回転実験室のところで、4月から新インストラクターになる研修生が先輩にレクチャーを受けていた。そんな光景を見ながら、別のインストラクターの女の子に「新人さんって何人増えるの?」と聞いてみた。「6人です。でも増えるんじゃなくて、入れ替わりなんです。私も3月いっぱいで辞めるんですよ」。ええ〜〜!そうなの〜〜!?

 3日前。「Nさんも辞めるんだって?」「えぇ、そうです」「うぅ、残念だなぁ(; ;)」「でも新しい人が来ますから...」「いや、でも知った人がいなくなるってのは寂しいもんだよ(-.-)」「またまたぁ」「いやいや、Nさんがいないと博物館に来る楽しみが...(>_<)☆\(--バキッ!!」そんな馬鹿なことを言っていた(^_^;;)。「昨日送別会だったんですよ」う〜んう〜ん、本当に行きたかったんだけど、仕事が仕事が....別件の仕事がこんな状況でなかったら、万難を排して行ったのに....なんてね。


そのミュージアムショップ。土日はホントお客さんがいっぱい(写真を撮ったときは空いている時を見計らったくらい)。博物館で働いている人は皆ほとんど入ったことがなくて(当然)、意外と何が売っているか知らなかったりする。
 今日。情報利用室。閉館時にはインストラクターが情報利用室のコンピューターをシャットダウンしてくれる。閉館後に少々作業をするために行ってみると、来週から仕事につく新人さん達に先輩インストラクターが電源を落とし方を教えている。「違う、違う。そーじゃないって」そんな先輩インストラクターの声が聞こえる。「ははは、厳しい先輩だねー(笑)。そんなに怒らなくたって良いのに(^^)」「いやでも、来週からですからちゃんと教えておかないと。私ももう辞めますし」「ええ〜君も??」「そうですよ」むぅ〜。

 明日。月曜が休みの博物館は、年度内の営業最終日。開館前の予想入場者数の何倍もの人が来館した。そして今期限りのインストラクターのみんなもお疲れ様、である。業務上、週イチくらいしか来ないし、あまりゆっくり話せる機会もなくて残念だったけど(^_-)、本当にお疲れ様。

 そして私は....とりあえずもう少しの間だけは来ることになる。だけど今のところ、その後は分からない。個人的には週に一度、朝5時起きで辛くても、博物館に来るのは大好きなんだけどね....会社でひたすらコンピューターと格闘している中で、唯一の気分転換というか....遊びに来ているわけじゃないけど、琵琶湖博物館が大好きだからね(^^)。

 来週。来週はまた、とりあえず来ることになる。新しいインストラクターの人達が奮闘していることだろう。この半年、色々な面で先輩インストラクターが苦労してきたことを、最初から求められるのだから結構大変だろうな、と思う。そして引き続いて仕事にあたるインストラクターのみんなも、これからまた1年大変だろうな。

 お疲れ様。これからよろしく。また1年がんばってね。そんな3つの言葉と、そして私は...の思いが交錯する今日。気分は雨降る琵琶湖の情景と同じ....(ってば、ちと仕事疲れかも ^_^;;)







戻る Vol.20へ Vol.22へ トップページへ




All right reserved 1997 by だぶる☆えっち