SideB Again

湖畔の博物館へ、もう一度

Vol.6
「琵琶湖博物館5周年」

2001.10.25 (Thu.)

2001.10.30 初出

 

 諸々の個人的事情ってヤツで、このところ毎月のように大阪へ帰省していた私だが、10月に関しては帰るつもりはなかった。が、やんごとない事情ができて、急遽帰ることとなった。そして大阪滞在中のある日、秋晴れに恵まれたこともあって、午前中大阪で所用をこなしたのち、そのまま軽くドライブしてみるかと思い立った。

 最後の所用を大阪・枚方市で終えたので、国道1号線を北上して東に折れ、宇治から宇治川・瀬田川沿いの道を走ることにした。久しぶりに通る宇治川ラインの道は、ご機嫌なドライブ日和であった。琵琶湖から流れ出た瀬田川が、京都、滋賀を区切る山々の谷あいを細く抜け宇治川となっていく、その行程を逆に北上していった。

 天ヶ瀬ダムからちょっとした渓谷沿いの道を北上していくと、滋賀県の大津市南部・石山に出る。この間、宇治から京滋バイパス (\930) で飛ばせば10分か15分くらいだが、宇治川沿いの道をドライブすると概ね1時間くらいである。11月半ば以降の紅葉時期には結構な紅葉ドライブができるだろうが、今日のところは紅葉にはまだ早い。

 今回の大阪帰りは急に決まったこともあり、特に琵琶湖博物館へ赴くつもりはなかったのだが、宇治川・瀬田川を北上していくと、当然そのまま琵琶湖につながる。滋賀県に入り、石山の南のほうで瀬田川の左岸側の道路へ渡れば、そのまま湖岸道路へとつながる道だ。時間的にはかなり遅く、今から行ってもちょうど閉館時間間際になりそうだったが、琵琶湖博物館も先週5周年を迎え、記念イベントがあったというし、誰かにその話を聞きに行くのも悪くないかと思って、そのまま湖岸道路を北上することにした。

赤野井湾の北側にある湖岸道路の休憩所より夕暮れの烏丸半島と比叡山を望む

夕暮れの烏丸半島の巨大風車と比叡山を望む
巨大風車の右側に見える屋根は、草津市立水生植物園の建物
(烏丸半島の北側、赤野井湾の反対側にある湖岸道路の休憩所より)

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