SideB Again

湖畔の博物館へ、もう一度
Vol.3 「企画展『鯰』」 Page6

 

 といった具合で、一通り、それなりにきちんと見てきたつもりです。ビデオ映像とかは、ロクに見なかったですけど...(その辺の話については後日改めて)

 夏休み、それももう後半ということもあってか、中学生らしきグループが、企画展内のあちこちでメモを取って熱心に見ていたのが印象的でした。夏休みの自由研究でしょうか。それとも学校で夏休みの課題に指定されていたのでしょうか??

 さて、正直な感想としましては、奥の広い展示空間にあった、ナマズの生態、交尾、成長などが展示されていたところが印象に残ったくらいです。もちろん、鯰絵やナマズ料理なんかも興味深く見せてもらったのですが、あとの部分はといえば、う〜んという感じ。

 以前書いていたエッセイ 「琵琶湖のほとりから...」 でも毎度問題を提起していたことですが、企画展示は常設展示とは別料金になっています。今回は+400円です。常設展示が500円のに対しての+400円というのは、決して小さくない金額です。それに見合うほどの質、量があるかということを、私はいつも基準判断にしています。

 もちろん、その基準が人によって違うことは十分承知した上で、私自身が判断するものです。そしてそれは「他人に行ったほうが良いよ、追加料金を払って企画展示も見た方がいいよ」と言えるかどうかです。その基準からすれば、今回も否です。

 携わってきた方々、学芸員さんをはじめとする、睡眠時間と気苦労で心身ともに疲労してまで作り上げた方々には申し訳ないのですが、やはりそう思わざるを得ないです。それは決して中身がない、というわけじゃないのです。追加料金400円を払って良かったと思わせるまでのものを一般来館者に与えられたか、という観点からの否定です。

 私は今回の企画展も、一般の来館者に「今回の企画展は+400円払っても見たほうがいいよ」とまでは言えないように思うのです。

 この辺については、回を改めて書いてみたいと思います。

 

鯰の生長段階ごとの標本
(企画展「鯰」の展示より)

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