SideB Again

湖畔の博物館へ、もう一度
Vol.2 「台風一過」 Page6

 

 今回(開館延長の中で)どれだけの来館者があったかは知らないが、来年は是非とも十分な告知期間をもって、準備を持って望んで欲しいと思う。「ぴあ」その他の情報誌に告知してもらえれば、多少なりとも県外からの来館者も来るのではないかと思ったりもする。繰り返しになるがデートコースとしての良さは十分ポテンシャルが高い(難点はそれに見合った食事ができる場所がなかなか近辺にないことだが)。

 いま、博物館に欠けているのは、実直な学術施設としての博物館だけでなく、新たに(リピーターも含めて)来館者を呼び込めるだけの魅力なのではないだろうか。公立の博物館というものに、それは必要ないという意見もあるだろうが、時代はもはやそれを許さないだろう。民間的な視点も必要なのではないだろうか。そう思うのである。

 ま、本音を言えば「夕暮れの博物館」だけではなく、「夜の博物館」見学というのも実現して欲しいのだけどね。一般公開は難しいだろうが、年に何回のツアーという形で実現して欲しいと思う。何度か夜の博物館に行った機会のある私としては、夜の博物館、特に夜の水族展示が、昼とはまた違った(昼に負けず劣らない)魅力があるのを知っているだけに...

`企画展「鯰」の入口付近

企画展示「鯰」の入口
(琵琶湖博物館アトリウムにて)

 なんにせよ、前回のエッセイで「変わらない博物館」と言ったが、これは訂正しなければならないようだ。変わりゆく兆しは、あるようだ。企画展示を見学した後、ある学芸員さんと少しお話しして、今後の展望みたいなものをきちんと考えていることを聞いた。そういう意味では、前回の私の言葉は、いささか琵琶湖博物館に携わる人たちに失礼であったかもしれない。

 でも、本当に、少しでも、良い方向に変わっていって欲しいと思う。10月で琵琶湖博物館は開館5周年を迎える。まだわずか5年である。もっともっと精力的に良い方向に変わっていって欲しいと切に願うばかりである。

 というわけで、長くなってしまったので、肝心の?企画展示「鯰(なまず)」見学の話は次回に...

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